デュアルライフとは、生活の拠点を二つ持つ生活スタイル。
僕が憧れている生活スタイルです。この記事を書いている時点(2018年3月)では、筆者はまだ実行できていません。
2018年の夏に、東京と札幌間で1か月のお試しデュアルライフを始めようと思っています。
デュアルライフを始めるにあたって、実際にデュアルライフをしている人を調べてみたいと思い、記事をまとめました。
これからデュアルライフを始めようと思っている方にも参考になると思います。
【関連】デュアルライフとは?|コスト・メリット・デメリット…
目次
東京でのデュアルライフ生活

東京でのデュアルライフの実例を3つ紹介していきます。
雑誌「FRau」に、東京と地方のデュアルライフをしている女性を紹介していました。デュアルライフ内容をまとめてみました。
仕事も境遇も違う三人の女性です。それぞれに合ったデュアルライフを楽しまれているようですね。
- ①「東京と湘南」
- ②「東京と長野」
- ③「東京とマレーシア」
①「東京と湘南」

一人目のデュアルライフ実例は、東京と湘南を拠点に生活されています。
デザイナー、コーヒースタンドのオーナーをされている女性。
元々の拠点であったのは、神奈川県の湘南。仕事で週に2~3回東京に通うというデュアルライフをされています。
参照元:https://frau.tokyo/_ct/17024314
始めた理由「好きを仕事に」
美容に興味を持ち、自分でブランドを立ち上げたという彼女。最初はヘアエッセンス1000個の販売からスタートしたそうです。商品は好評となり完売。
そのまま事業が軌道に乗り、東京のショップから受注がかかるようになったそうです。拠点であった湘南はそのままに、週2~3回のペースで東京に通い始めます。
コメント「移動時間がいい気分転換」
湘南と東京の2拠点を持つ生活は、移動時間がいい気分転換。これからも大好きな海がそばにある暮らしは変えることなく、湘南発のブランドを都会に向けて発信していきたい、そう考えています
引用:https://frau.tokyo/_ct/17024314
湘南と東京間のデュアルライフ。距離的に近いこともあり、通うスタイルが可能となっている例ですね。
湘南から東京までは車で約2時間。高速道路を使えば、1時間弱ほどの距離です。距離の近いデュアルライフも楽しそうですね。
仕事の都合でデュアルライフをされている女性の例でした。

②「東京と長野」

二人目のデュアルライフ実例は、長野と東京でデュアルライフをされている女性。仕事と子育てを両立させたデュアルライフを確立させています。
サイト、アプリ運営をされている事業主です。
参照元:https://frau.tokyo/_ct/17024319
始めた理由「長男が1歳くらいのときに…」
彼女が東京と長野間のデュアルライフをはじめたきっかけは、育児。
長男が1歳くらいのときに、東京では歩く練習をするスペースがないと気づいたことが移住のきっかけ。
引用:https://frau.tokyo/_ct/17024319
東京での育児に窮屈さを感じ、デュアルライフをはじめたといいます。場所にもよりますが、たしかに土地の狭い東京では公園も狭く育児に適しているとは言えないかもしれませんね。
デュアルライフ先を長野に決めた理由に、「地元」ということを挙げています。さらに、子育て移住をしたい地域No.1に選ばれていたことも長野に決めた理由としてあったようです。
また、東京都内では建てられないような一軒家を建てることもできたと語られています。
長野で子育て、東京では仕事。ビジネスとプライベートを分けたデュアルライフのようです。
コメント「仕事は田舎で探すよりも…」
ただ仕事は田舎で探すよりも、東京から持ち込むと考えたほうがベターです
引用:https://frau.tokyo/_ct/17024319
長野と東京でデュアルライフを行う彼女のコメントを引用してみました。これからデュアルライフを始めようと思っている方に向けてのアドバイスですね。
たしかに、地方と東京だと仕事の量が大きく違います。彼女のアドバイス通り、東京で仕事を確保したうえでデュアルライフを始めた方がよさそうです。

③「東京とマレーシア」

三人目のデュアルライフ実例は、東京都マレーシアを生活の拠点にしています。
編集者、メディア運営、フラーショップ運営をされている女性のデュアルライフです。東京とマレーシアの海外デュアルライフですね。
結婚、出産を経験し、旦那さんとお子さんのいる彼女。家族で、マレーシアと東京のデュアルライフをされています。
参照元:https://frau.tokyo/_ct/17024331
始めた理由
マレーシアと東京のデュアルライフをはじめた理由は、「日本と子供の未来に不安を感じたこと」。震災を経験したことが、大きな転機となったようです。
下記では、彼女のコメントを一部引用しています。
家族で移住をして親が海外でいろいろ新しいことに挑戦する姿を子どもに見せるのはありかもと思ったんです。
引用:https://frau.tokyo/_ct/17024331
デュアルライフ先にマレーシアを選んだのは、複数の理由があるようです。「物価の安さ」「英語圏」「東京との行き来がしやすい」。
年間で8回もの帰国をされているようです。東京では編集者として働き、マレーシアではサイト運営などの仕事を行っています。
コメント「それさえも新鮮に」
文化や習慣、インフラの違いからうまくいかないこともあります(笑)。
でもそれさえも新鮮に感じられるほど毎日を楽しんでいますよ
引用:https://frau.tokyo/_ct/17024331
デュアルライフを始めようと思っている僕にとっては、ハイレベルのデュアルライフです。
東京とマレーシアとのデュアルライフ。海外のデュアルライフはビザなどの問題があり、難易度は高め。ですが、ここで紹介した彼女は現地での仕事も確立しているようです。
また、家族全員でデュアルライフというのもハードルが高く感じます。その分コストも、手間もかかりますからね。それでもデュアルライフを成立させている彼女の行動力とバイタリティには脱帽です。

東京でのデュアルライフを試算してみた

今回は、東京と湘南、東京と長野、東京とマレーシアという3つの事例を紹介してきました。
東京でデュアルライフをするために、コストはいくらかかるのか。住む場所の選択肢はどんなものがあるのか。
色々試算してシミュレーションしてみました。

僕がとりあえず実行しようとしているのは、東京と北海道間のデュアルライフ。僕の場合はメインの拠点は東京にあります。そのため、今回のシミュレーションは当てはまりません。
ですが、将来的にはメインとサブの拠点を入れ替える場合も考えられます。自分の参考のためにもシミュレーションしてみました。
住む場所の選択肢&1か月のコスト
デュアルライフを始めるには、通う場合を除いて住む場所を確保する必要があります。
考えられる選択肢は、以下の5つ。それぞれ、どのくらいのコストがかかるのか試算してみました。
- 賃貸マンション
- マンスリーマンション
- ホテル
- Airbnb
- シェアハウス
東京の家賃といってもピンキリなので、今回は池袋駅周辺に6畳程度の部屋に住むという設定で調べてみました。
賃貸マンション
3万1000円
■敷金
6万2000円
■光熱費+水道代
7000円
賃貸マンションは、契約の際に敷金や家賃2~3か月分の契約費がかかります。また、基本的に家具もついていません。
初期投資が大きくなるので、1か月~3か月の短期間のデュアルライフには向きませんね。ただ、長期的に住む場合には適しています。
マンスリーマンション
10万8000円
■光熱費+水道代
7000円
マンスリーマンションの良いところは、家具が一通り用意されているという点。入居してすぐに生活を始めることができます。
基本的に敷金も必要ないので、初期投資は安く抑えることができます。ただ、賃貸契約に比べると家賃は高くなってきます。上記の例でも安い方です。
短期的なデュアルライフに適している住居といえそうです。
ホテル
15万円
ホテルも宿泊費はピンからキリまであります。池袋駅周辺で検索してみたところ、ビジネスホテルの1泊の相場は4000円~6000円。1か月に換算すると、約15万円かかる計算になります。
ホテル利用のデメリットは、部屋が狭いということでしょうか。マンスリーマンションや賃貸と比べて、部屋は狭くなります。荷物が多い場合には適しません。
ただ、面倒な契約もなく、気軽に場所を変えることができるというメリットはあります。
Airbnb
12万円
Airbnbとは、民泊施設を紹介するサイトです。
持ち主がいる家を借りる民泊。家具もついており、値段の割に面積も広い場合も少なくありません。
池袋駅周辺でもいくつもの物件が掲載されています。物件にもよりますが、1日3000円~5000円あたりが相場のようです。ホテルよりも安く、マンスリーマンションよりも高い印象を持ちました。
選択肢の一つとしてはありだと思います。
シェアハウス(個室)
6万円
■デポジット
3万円
シェアハウスは、相部屋の場合と個室の場合で家賃が大きく変わってきます。というワケで、まずは個室の場合の家賃を紹介します。
シェアハウスの良いところは、賃貸物件と比べて初期投資が安い点。
敷金、礼金などはなく、代わりにデポジットがかかる場合があります。退去時に返却されることもあるので、敷金のようなものですね。
住人がどのような人かによって、生活の満足度は変わりそうですね。
シェアハウス(相部屋)
3万円
■デポジット
3万円
最後に、シェアハウスの相部屋の場合です。ドミトリーという言い方が一般的のようです。
個室と比べると、やはり家賃は低めですね。個室の2分の1~3分の1あたり相場のようです。
家賃は安いですが、住人との距離感はグッと近くなります。共同生活が嫌だという方には適しませんね。
まとめ
東京でのデュアルライフについて紹介してきました。
デュアルライフには、様々なスタイルがありますね。コストを安く抑えるのか。それとも、コストを上乗せしてでも生活を充実させるのか。自分の状況や趣味に合わせて生活スタイルを選んでいくことが出来ます。
個人的には、やはりマンスリーマンションでデュアルライフするのがバランスとれていると感じました。
共同生活に抵抗のある僕としては、シェアハウスという選択肢はないですね汗。数日程度の共同生活なら楽しいかもしれませんが、長期的に住むとなるとそれなりの適性と覚悟が必要になると感じました。
新しいつながりを目的にデュアルライフをする方には向いているかもしれませんね。
通いのデュアルライフであれば、住む場所は1つで済みます。コスト的にはハードルの低いスタイルといえるかもしれませんね。
ただ、移動時間がかかるのがネック。東京と湘南くらいの距離感がちょうどいいかもしれませんね。