こんにちは。脱サラ漫画家の徳永です。
今回は「”就職=夢を諦める”は間違っている」ということをテーマに記事を書いていこうと思います。
学生の頃は夢を追いかけてたけど、就職を機に”諦める”という選択肢を選ぶ方も多いようです。
夢よりも、就職を選んだ方を否定する気は毛頭ありません。ですが、「就職=夢を諦める」という考え方は間違っていると思います。夢の種類にもよりますが、この二つを両立させることはできると思っています。
以下は、あくまで僕個人の考え方です。もしかしたら気分を害される方もいらっしゃるかもしれません。ご了承ください。
目次
「就職=夢を諦める」は間違っている
よく世間では、「就職するか、夢を諦めるか」という二択が取り上げられることがあります。
ですが、僕はこの二択は考えが狭いと思っています。この二択以外にもっと多くの選択肢があるべきだし、実際に存在しています。
就職をしたとしても、夢を諦める必要はありません。
就職したとしても夢を追いかけることはできます。
夢を持つ人が選ぶ3つの選択肢
以下では、夢を持つ人が選ぶ三つの選択肢について書いていこうと思います。あくまで僕が挙げている選択肢。
三つ以外にも、もっと多くの選択肢があります。今回は分かりやすいように大きく三つの選択肢を挙げています。
- ①「諦める&就職」
- ②「就職しない」
- ③「就職もするし夢も諦めない」
①「諦める&就職」
一つ目の道は、「諦める&就職」。
就職を機に夢を諦めるという選択をする方は多いです。学生のころは、一生懸命に夢を追っていたけど、何も成果が出なかった。あるいは、一定の成果は出たけど、就職を蹴ってまで夢を追う自信がない。
様々な理由で、就職を機に夢を諦める方は一定数います。
「終身雇用」という言葉が死語になりつつある昨今ですが、やはり「就職=安定」というイメージはあります。これは間違いではないと思います。
会社員であるということで、住宅ローンを組めたり、クレジットカードの審査も大体通ります。就職をするということは、社会的な信用を得るということです。
夢を諦めて就職。これも一つの道です。三つの道のうち最もメジャーな選択肢といえると思います。
大学生であれば、就職活動の始まりだすのは三回生の夏頃。6月あたりからインターンシップが始まりだします。そして3月には説明会が開始。早いところでは、2月頃から選考活動が始まるところもあります。
学生のうちは時間があると思いがちですが、「就職か夢か」という選択を迫られるのは意外と早いんですよね。だから、なんとなくで就職を選んでしまう方も多いように思います。
実を言うと、僕がそうです。就職以外の選択肢を知らなかったから、就職という道を選びました。
②「就職しない」
二つ目の道は、「就職しない」。一口に「就職をしない」と言っても、様々な種類があります。
- 夢を追うから就職しない
- 起業するから就職しない
- 就職先が決まらなかったから就職しない
この記事は「夢を諦めるか就職か」というテーマなので、「夢を追うから就職しない」を前提に書いていきますね。
就職しないとは言っても、働かないと生活していくことはできません。学生のうちは、「勉強」という大義名分があるから親からの仕送りが許されているところがあります。
ですが、学校を卒業したら就職せずとも強制的に社会人のレッテルが貼られます。
生活するためには、アルバイトをするなりして生活費を稼ぐしかありません。夢を追いかけるために就職しないという道をとったとしても、夢を追う時間は限られてしまいます。
会社員よりも時間に自由がきくかもしれません。ですが、将来に不安を感じながら生活していくのは精神的にはキツイと思います。
「〇歳までに成果出なかったら、他の道を探す」という年齢設定を設けておくと、少しは精神的な負担は軽減されると思います。
僕は自分の漫画が連載終了して、収入難に陥った時にバイトをしながら新連載を狙っていた時期があります。「新連載」と「生活費を稼ぐ」という二つの目的に阻まれて、精神的にも余裕がありませんでした。
少し状況は違いますが、「就職しない」という道はそれなりに厳しい道だと思っています。
③「就職もするし夢も諦めない」
三つ目の道は、「就職もするし夢も諦めない」。
就職も夢もどちらも選ぶという選択肢ですね。今回紹介する三つの道の中では、個人的に一番おすすめです。
「就職=夢を諦める」という考えを持っている方も多いと思います。ですが、この二つは両立することができます。就職して、会社員になってからでも夢を追いかけ続けることはできます。
僕はなんとなくで就職した後で、「漫画家」という夢を持ちました。平日は会社員をしながら、休日は漫画の学校に通っていました。※学校とはいっても、専門学校ではなく、絵画教室の漫画コース的なものです。
漫画の学校で、漫画の描き方を勉強して、編集部に持ち込んだり、投稿したりしてました。年間休日95日という休みが少ない会社でしたが、なんとか両立することはできました。
休みが少なくて、休日出勤も多くて、夢に費やす時間がない。そんな会社であれば、夢を追いかける時間を作ることは難しいかもしれません。
「就職もするし夢も諦めない」という道を選ぶのであれば、夢を追う時間が確保できる就職先を見つけることをおすすめします。
僕は漫画家になるために、結局会社を辞めました。ですが、会社員をしながら漫画家として活動している方もいます。僕が今まで知り合った漫画家の中では、専業でやっている方よりも、むしろ兼業で活動されている方が圧倒的に多かったです。
そんな方々の姿を知って、「就職=夢を諦める」は間違っているという考えに至りました。二つを両立する道はあります。
どの道もそれぞれ苦労があると思います。ですが、少しでも多い選択肢の中から自分に合った道を選ぶことが得策であるように感じます。
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「夢は諦めなければ必ず叶う」という無責任なことを言うつもりはありません。いくら努力をしたところで叶わない夢はあります。
僕が言いたいのは、色々な選択肢があるということ。「就職」「夢を追いかける」以外にも色々な選択肢はあります。その選択肢の中から自分に合ったものを選んでもらえればと思います。