こんにちは。脱サラ漫画家の徳永です。
今回は「夢を諦める年齢はいつがベストなのか」ということをテーマに記事を書いていこうと思います。
僕も「漫画家」という夢を追いかけて会社員を辞めました。脱サラするときには、色々と考えました。その中でも特に考えたのが「夢を諦める年齢」。
これは、脱サラして漫画家になった時でも考えていました。むしろ年齢が増えるとともに考える機会も増えていきました。
- 「このまま続けていていいのか」
- 「諦めるタイミングはいつなのか」
- 「諦めた先はどうなるんだろう」
- 「もし諦めなかったら・・・」
今だに考え続けています。現時点の僕が、自分なりに考えた結果を書いていこうと思います。あくまで僕自身の考えです。答えが提示できているとは思えません。
ですが、同じ問題で悩まれている方の、少しでも参考になればいいなと思って書きました。
↓脱サラした直後の僕の気楽すぎるツイートww
あぁダメだ。あまちゃん面白すぎる。止まらん。DVD再生止まらん。
— 徳永サトシ@コミカワにて掲載中 (@tokunaga0621) 2014年8月18日
目次
夢を諦める年齢はいつがベストなのか…
夢を追いかけている人にとって、「夢を諦める年齢」というのは頭の痛い問題です。
そんな考えを持っている方も少なくないと思います。僕も同じように考えていることが多いです。
「生活」「お金」「健康」「再就職」などなど、いろんなことを考え出すと止まらなくなります。夢を叶えた後でも「このままで大丈夫かな」と思うことは多いはず。
僕が「漫画家」を目指した年齢は、23歳。大学卒業して新社会人として働き始めた年です。漫画家になって、こんな記事を書いている今でも悩み続けています。
最初は「30歳」という年齢制限を設けていましたが、今は少しずつ考え方が変わってきました。
なぜ30歳に設定したのか。今はどうなっているのか。自分の考えを整理しながら書いていきます。
夢によって、諦める年齢は変わる
例えば、スポーツ選手の例を考えると分かりやすいかもしれません。
プロのボクシング選手になることが夢の場合。ボクシングのプロテストを受けるには、年齢制限が設けられています。下記は、日本プロボクシングコミッションのプロボクサー新人テストの募集要項です。
満17歳から満34歳までの男女(申込時に満34歳であれば受験可)
引用:https://www.jbc.or.jp/info/test.html
プロボクサーが夢だと、34歳が夢を諦める年齢となるようです。※2017年10月時点
他にも、年齢制限を設けている職業はあります。自分がどれだけ夢を諦めたくなくても、否応がなしに夢を諦める年齢が決まってくるんですね。
これらの年齢制限がある夢は、「きっぱり諦める」ということがしやすいかもしれません。そういう意味では、楽かもしれません。
ですが、夢によっては年齢制限のないものも多いと思います。「諦める」という点で悩むのは、そういう類の夢かもしれませんね。
年齢制限が設けられていない夢の場合は、諦める年齢を自分で決めるしかありません。自分の現状、今後の展望、それらの要素で諦める年齢を決める必要があります。
夢を諦める年齢が「30歳」の理由
「漫画家」「ミュージシャン」「画家」「世界一周」など、年齢制限のない夢はいくらでもあります。僕は漫画家を目指して脱サラをしました。
脱サラした時に決めたのは、「年齢制限」。僕は「30歳までにどうにもならなかったら諦める」という年齢制限を自分で決めました。
自分で年齢制限を決めたのは、3つ理由があります。
- 理由①「再就職」
- 理由②「お金」
- 理由③「楽になりたかった」
あくまで僕の経験談ですが、少しでも参考になれば幸いです。
30歳で諦める理由①「再就職」
一つ目の理由は、「再就職」。
「漫画家」という夢を追いかけた時、「叶えた未来」を思い描くのと同時に「叶わなかった未来」も考えていました。
漫画家という夢を諦めるとなった時、それで人生が終わるワケではありません。その先も人生は続いていきます。生きていくためには仕事をしなくてはいけません。
僕は再就職のことを考えて、夢を諦める年齢を30歳に設定しました。
仮に夢を諦めた時自分が50歳だったとします。職歴はあっても、ブランクが長すぎる。そうなると再就職先を見つけるのも苦労しそう・・・。そのように考えて出した年齢が30歳。
30歳ならまで再就職先も選択肢が増えそうだったんです。職安で仕事を探してみても、年齢制限が「~30歳まで」「~32歳まで」という募集要項が多かったんですよね。
30歳で諦める理由②「お金」
二つ目の理由は、「お金」。
「貯金」という後押しがあったから、夢を追いかけることができたと言うこともできます。私は会社員時代に約250万円の貯金を作って、脱サラしました。
脱サラ後は貯金を切り崩して生活していこうと考えていました。収入が減っても、マイナスだったとしても貯金があれば生活していくことができる。そういう考えでした。
だから、僕にとっての貯金は一つのリミットだったんです。貯金の後ろ盾があって夢を追いかけ始めた僕は、貯金が無くなる時が夢を諦めるときでした。
最低限のお金が無ければ、生活していくことはできません。生活の基盤があってこそ夢を追いかけることができます。
お金が無くても夢を諦めない。という考え方の人もいると思います。その考えを否定するワケではありません。何を優先するかによって考え方は変わると思うんです。
僕は、まず生活。そのうえで夢を追いかける。こういう優先順位なので、生活のための”お金”が夢を諦めるリミットでした。
30歳で諦める理由③「楽になりたかった」
三つ目の理由は、「楽になりたかった」。
これは、最初に決めたというよりも徐々に自覚していったことです。夢に年齢制限を設けたのは、ダラダラしたくなかったから。リミットがあることで、メリハリができてより一層夢に向かって頑張れる気がしていました。
ですが、それ以上に年齢制限があることで精神的に楽になりました。
年齢制限を超えるまでは、迷うことなく夢にむかっていける。夢が叶わなかった後の具体的なことは、年齢を超えてから考えればいい。そう考えることで、精神的に楽でした。
色々と年齢制限を設定した理由を挙げてきましたが、一番の理由は「楽になりたかった」からかもしれません。
「諦めたいけど、諦められない。いつが諦め時なのか・・・」。そんな精神状態は、辛いと思います。年齢制限を周囲に伝えておくことで、一つの免罪符にもなります。
夢を諦めるのは、年齢ではなく〇〇で判断するべき
これまで、「夢を諦める年齢」について紹介してきました。
「漫画家」という夢を追ってきた僕自身の経験から言うと、年齢は夢を諦める要因の一つでしかないと思っています。
年齢よりも、夢に対するモチベーションの方が大事だと思っています。
無責任なことを言うようですが、プロボクサーなどの年齢制限がある夢でない限り、モチベーションを維持できているのであれば夢を諦める必要はないと思っています。
「夢」は「人生の目標」と言い換えることもできます。それを簡単に諦めることはできません。
「絶対に叶えてやる!」という高いモチベーションが保てているのであれば、年齢なんて関係ないと思います。
お金や年齢の問題で再就職を考えなければいけない時が来たとしたら、再就職すればいいと思います。「再就職=夢を諦める」ということではありません。
仕事をしながら、夢に向かっ水面下で準備を進めていけばいいと思います。ただし、他のことをやりながら夢を追いかけるのは相当高いモチベーションが必要です。
それでもモチベーションが保てるのであれば、夢を諦めるべきではないと思っています。無責任に色々と書いてしまいましたが、僕はそう思っています。お金が無くなれば、他の収入源を持てばいい。再就職しない手段だってあります。実際に私は、自分で稼ぐ手段を知って人生の選択肢が大きく広がりました。