「会社辞めたい」限界が来て退職される方が多いようです。「限界」と感じた理由はなんなのか。気になったので、退職ランキングを調べてみました。
退職理由で印象的だったのは、90%の退職理由の方向性が同じこと。日本の会社員の現状が如実に現れているようです。
自分の「限界」を見極めるためにも参考にしてみてください。あくまで世間的な理由です。想像を絶するような事例が出てきますが、比較して自分のことを「低レベル」と悲観しないでください。
「会社辞めたい」と思うのに、レベルが高いも低いもありません。
目次
「会社辞めたい」限界が来る前に・・・
様々な理由で「会社辞めたい」と考えている方がいると思います。「労働環境」「給料」「人間関係」などなど。
中には「限界だ・・・」と感じている方もいるかもしれません。「会社辞めたい」「限界だ」と感じつつも仕事を辞められない状況に置かれている方もいるかもしれません。
私は、限界が来る前に行動を起こすべきだ思っています。
「無責任なことを言うな」と思う方も多いと思います。「会社辞めたい」と思いつつ、続けるのにはそれなりの理由があるはずですから。「家族のため」「親のため」「生活のため」など、人それぞれに理由があると思います。
ですが、「限界」が来てしまっては元も子もありません。
「精神的な限界」「我慢の限界」「お金の限界」など、「限界」には種類があると思います。ですが、共通しているのは「余裕がない」ということ。余裕がなければ、行動の選択肢が狭くなってしまいます。
転職先を見つけるなら時間的な余裕、休職するなら金銭的な余裕、何かしら余裕は必要です。「会社辞めたい」と考えている方は、「限界」が来る前に、「余裕」があるうちに次の選択肢を考える必要があります。
そんな「限界」を見極めるうえでも、世間的な退職理由を紹介していこうと思います。世間的には何を「限界」と感じて退職に至るのか。ぜひ自分の「限界」を考える上で参考にしてみてください。
あくまで世間的な理由です。”参考”までに・・・。
「もう限界」退職理由トップ5
リクナビNEXTの「退職理由のホンネランキング」を基に、退職理由のトップ5を紹介していこうと思います。
驚きなのは、ランキングのほとんどが共通の方向を向いていることでした。世間的にも我慢をしている方が多いようです・・・。いかに「会社辞めたい」と思っている方が多いかが分かります。
第5位「仕事内容が面白くない」
「もう限界」と感じる退職理由第5位は、「仕事内容が面白くない」。かなり根本的な問題ですよね。誰しも少なからず感じている部分ではないでしょうか。
会社に勤めている以上は、何かしら仕事をする必要があります。世の中には多くの仕事がありますが、その仕事内容と自分の面白いと思うことがマッチするのは稀です。
就職する前は「面白そう」と感じていた仕事でも、実際にやってみると想像と違うなんてことも多いです。外から見る仕事と、中からやる仕事にはギャップがあって当然。
面白くない。変化がない。仕事をやっていてもやりがいを感じない。そう思いながら仕事を続けていくと、やがて「限界」を感じてしまいますよね。
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- 「なんの意味が?」と感じる作業が多い
- 自分のスキルが全く生かせない
- 毎日同じ作業の繰り返し
第4位「給料が低い」
「もう限界」と感じる退職理由第4位は、「給料が低い」。仕事をする上でのモチベーションは多くあります。その中でも「給料」は大きい存在だと思います。
人によっては、「仕事内容は面白くないけど、給料がいいから仕事してる」という方も少なくないのではないでしょうか。そんな大事な給料が低いと仕事に対するモチベーションも上がりません。
給料が低いと、金銭的に限界がくる場合もありますよね。このまま続けていても・・・。と思い、退職を決意される方も多いようです。
ちなみに、20~30代サラリーマンの平均年収は以下の通り。参考にしてみてください。
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- 20~24歳:265万円
- 25~29歳:371万円
- 30~34歳:438万円
- 35~39歳:499万円
※引用:国税局「民間給与の実態調査結果」(2015)より抜粋
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- 残業して、やっと生活できる
- 平均年収よりもかなり低い
- 昇給も望めない
第3位「同僚と上手くいかない」
「もう限界」と感じる退職理由第3位は、「同僚と上手くいかない」。会社内の人間関係で「限界」を感じる方が多いようです。
会社は様々な人間が集まっています。その中で上手く人間関係が構築できなければ、肩身の狭い思いをしてしまいます。「仕事の基本は人間関係」と言われるように、人間関係の全くない仕事はほとんどないと思います。
私も会社員だったころは、「考え方が合わない」「理解できない」と思うことが日常茶飯事でした。それぞれ育ってきた環境が違うから、価値観が合わないのは当然かもしれません。
ですが、あまりに上手くいかないと「限界」を迎えてしまいます。
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- 閉鎖的で仕事の連携もうまくいかない
- グループ(派閥)を作っていて、仲間に入れない
- お局様がうるさい
第2位「労働時間・労働環境」
「もう限界」と感じる退職理由第2位は、「労働時間・労働環境」。これは社会問題にもなっている大きな問題。
ひどい場合は「残業時間が月に200時間超え」「病気をしても休めない(休むと仕事が増えるから)」「丸3日家に帰ってない」などという例もあるようです。
そこまでひどくないにしても、自分の働く労働時間・労働環境に不満を持っている方は多いのではないでしょうか。むしろ満足している人の方が少ないと思います。
仕事をする上で、「労働時間・労働環境」はかなり大事です。ここを見誤って限界を超えると、病気になったりします。自分の身を守るためにも、「労働時間・労働環境」を意識することは大事です。
「もう限界」と感じたら、退職を視野に入れた行動をする必要があると思います。できれば「限界」を感じる前に行動するのが望ましいと思います。限界を感じた時はすでに、限界を超えている場合も少なくありません。
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- 残業が多い
- 上司のあたりが厳しすぎる
- 危険作業が伴う。手当もない
第1位「上司が気に入らない」
「もう限界」と感じる退職理由第1位は、「上司が気に入らない」。「もう限界」と退職をする理由で一番多い理由です。
会社で業務を行う上で、上司はつきもの。基本的には上司の指示で仕事をすることになります。業務上の司令塔ともいえる上司と、自分の考え方が合わなければ、限界がくるのも時間の問題かもしれませんね。
「ミスを全部なすりつけてくる」「効率の悪い仕方で指示される」「意見を聞いてくれない」「そもそも考え方が合わない」「自分のことしか考えていない」などなど。
中には、いろいろな意味で低レベルと思わざるを得ない上司もいるようです。何を基準に「低レベル」と感じるかはひとそれぞれ。ですが自分の司令塔を「低レベル」と思う状況下で、仕事は続けにくいと思います。
気に入らない上司と関係を切るために、異動願いを出すというのも一つの手。しかし、自分の希望通り異動できるとは限りません。そのまま気に入らない上司のもとで仕事を続けていれば「限界」が訪れます。
退職理由の一番目も人間関係関連ですね。やはり仕事を続ける上で、人間関係はかなり大事なようです。
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- ミスしてもフォローできない
- 会社のルールを守らない
- 自分のことばかりで全体が見えていない
その他の理由
その他の「もう限界」と感じた退職理由について紹介していきます。一つだけでなく、複数当てはまる方も少なくないと思います。
- 社長がワンマンだった
- 社風が合わなかった
- 会社の経営方針・経営状況が変化した
- キャリアアップしたかった
- 昇進・評価が不満だった
引用:http://next.rikunabi.com/01/honne2007/honne2007_01.html
これらのランキングは、リクナビの「退職理由ランキング」を基にしています。その他の理由も含めて10個の退職理由を紹介してきました。驚くべきなのは、10個の退職理由のうち、ポジティブなものが一つしかないこと。
10個のうち9個は「不満」。日本の会社員が、どれだけ我慢しているのかが如実に現れていますよね。
低レベルと思われないだろうか・・・
会社の退職理由について紹介してきました。いざ会社を退職しようとすると、「低レベル」と思われないだろうか。という疑問が浮かぶ方も多いかもしれません。
こんなところで限界を感じるなんて、自分は低レベルなんじゃないか。
「世間的」「周りの人は」と考える方も多いと思います。私もそうでした。ですが、「会社辞めたい」「限界」と感じているのは他の誰でもなく”あなた”です。周りと比べる必要はありません。”参考”までにしておいてください。
自分が会社辞めたいと思うのに、レベルが低いも高いもありません。関係ないです。
低レベルと思われてもいいと思います。まずは自分の身を守ることを最優先してください。自分を守ることができて、初めて家族や大切な人が守れます。
なんだか身も蓋もない話になってしまいましたが、内容を3行でまとめてみますね。
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- 「会社辞めたい」限界が来る前に行動する必要がある
- 「もう限界」退職理由トップ5
- 低レベルと思われてもいい。自分の身を最優先に
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