「貧乏だと友達いない?いなくなる?」
今回はこんなテーマで記事を書いていこうと思います。
僕は25歳の時に、漫画家を目指して会社を辞めました。そして会社員時代の貯金を頼りに東京の八王子で生活していました。無収入に近い状態もあったりしていました。自分の人生の中では一番貧乏な時でした。
そんな自分の経験をもとに、貧乏生活をしていた時の友達付き合いについて書いていきます。
「貧乏は友達いない」「貧乏だと友達がいなくなる」というのは、自分の経験には当てはまりました・・・。
目次
貧乏だと友達いない?いなくなる?
「貧乏な友人ともう一緒に遊べない」。こんな書き込みが、一時期話題になりました。
匿名で記事を投稿できるウェブサービス「はてな匿名ダイアリー」に投稿された1記事が多くの議論を呼びました。
記事の内容を要約してみます。
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投稿者は正社員として働く会社員。大学時代の友達との友達付き合いについてつづられている。友達は非正規社員。残業もできない。ボーナスもない。正社員の自分と比べると収入は2倍も違う。
そんな友達とは金銭感覚とのズレが大きくて、遊べないというもの。
非正規の友達は、カフェは安いからという理由でドトール一択。メニューも金額で悩み続ける。そんな姿に自分の価値観とのズレを感じたという投稿者。
この記事には賛否両論はあるようですが、僕は納得できる部分もあります。それは「金銭感覚のズレ」。
貧乏だと、常にお金を気にしてしまいます。私もそうでした。生活費に関わることなので、気になるのは当然のことです。記事の中にある非正規の方の気持ちに共感できます。
一方で、投稿者の気持ちも一理あるんですよね。たしかに社会人になってからは、学生時代とは遊びも変わります。その多くがお金がかかるものであることは事実。
金銭感覚のズレで、友達付き合いは変わります。
貧乏で友達付き合い変化する?
「貧乏だと友達付き合いは変化する」なんて書くと、反対意見を持つ人も多いかもしれません。
ですが、僕は実際に友達付き合いは変化しました。上で紹介した書き込みのように友達の方から離れていったというよりも、自分からフェードアウトしていく経験でした。
あくまで僕の経験ですが、貧乏になって変化した友達付き合いの事例を紹介していきます。
- ①「飲み会は断りがち」
- ②「結婚式も断りがち」
- ③「地元にも帰りたくない」
- ④「友達よりも仕事を優先しがち」
「友達がいない」というよりは、「友達と会う機会が減った」という方がしっくりきます。
①「飲み会は断りがち」
貧乏だった時にもありがたいことに、友達から飲みの誘いが何度かありました。友達と話すのは楽しいし、お酒も嫌いではないので本来はうれしい誘い。ですが、気がかりがあります。
「飲み会代」
飲み会には当然お金がかかります。どこで飲むかにもよりますが、1回2000円~5000円はかかります。
貧乏になって食費を切り詰めていると、この飲み会代がとんでもなく高い金額のように思えてきます。
僕が貧乏生活をしていた時は、基本的に自炊をして食費を浮かせていました。1日3食で500円を目標にしていました。1日500円で1か月1万5000円。自炊だけだと十分やっていくことができます。
ですが、ここに飲み会が1回でも入ると話は変わってきます。
1回3000円飲み会のお金は、当時の僕の6日18食分の食費に相当します笑。6日分の食費を数時間で消費・・・。飲み会に行く気もなくなります。
②「結婚式も断りがち」
僕が貧乏生活をしていた頃は、25~27歳あたり。周囲の友達は続々と結婚していきます。
そして届くのが、結婚式の誘い。お祝い事だし。うれしい出来事ですよね。もちろん祝いたい気持ちはあるのですが、いかんせんお金がない笑。
結婚式に参加するのもお金がかかります。飲み回なんかよりも大きな金額です。
- 3万円:94%
- 2万円:3%
- 1万円:3%
ご祝儀の相場は、友達だと一般的に3万円。貧乏生活をしていた時の2か月分の食費に相当します・・・。1か月分の家賃(2万5000円)も賄えます。
そんなワケで、友達からの結婚式の誘いはことごとく断ってました。結婚のご祝儀って、本当に大きいですよね。
貧乏な生活を話している友達なら良いですが、何も話していない友達であれば、友達付き合いもなんとなくなくなっていきます。
③「地元にも帰りたくない」
これは住んでいる場所から、地元が離れている方には当てはまると思います。
僕の地元は広島の田舎の方。そして住んでいるのが東京の八王子。新幹線を使えば、半日ほどで帰ることができます。朝に出て昼過ぎには実家に到着します。飛行機だったらもっと早いかもしれません。
ですが、お金はそこそこかかります。
新幹線代で地元に帰るとなれば、片道約18000円。往復で36000円。飛行機でも同じくらいかかります。
地元は好きですし、お盆と正月くらいは帰りたいと思っています。地元の友達に会える機会はそれくらいしかないので。
ですが、貧乏だとお金がネックになって地元に帰りにくくなります。そして必然的に地元の友達との友達付き合いもなくなっていきます。
新幹線や飛行機以外にも、安く地元に帰る手段はあります。夜行バスであれば往復で15000円くらいで帰ることは可能です。青春18きっぷを使えば、往復1万円以内で帰ることもできます。実際それを利用して帰ったこともあります。
④「友達よりも仕事を優先しがち」
貧乏生活をしているからといって、仕事をしていないワケではありません。むしろお金があった会社員時代よりも働く時間は長かった気がします。
そんなワケで、貧乏な生活をしていた時は「時間があったら仕事がしたい」と考えていました。仕事が楽しかったと理由もありますが、仕事をすればするだけ収入が増える業種だったと理由も大きかったです。
友達付き合いで飲んでいる間も、買い物に付き合っている間も、仕事が頭をちらついていました。「時間がもったいない」「こんなことしてる間に、あれもこれも片づけられたのに・・・」みたいに考えることも少なくありませんでした。
そんな考えだと、友達と遊んでいても楽しめません。必然的に友達付き合いは減っていきました。
「貧乏は友達いない?いなくなる?」というテーマで記事を書いてきました。僕の経験から考えると「友達がいない」というよりも、自分から友達から離れていくという感じでした。